2026年8月の運用記録

AIに任せた仕事を、実物で確かめ直した月

2026年8月の運用記録「AIに任せた仕事を、実物で確かめ直した月」の見出しと、報告→実物の確認→点検の道具化の流れ

2026年8月の運用記録

WorkTypesでは、ブログとSNSの運営を、AI(Claude Code)を部署に見立てて回しています。秘書がTODOと台帳を持ち、マーケティングが記事と投稿を作り、開発が点検の道具を作り、判断役(CEO)が方針を記録する、という分担です。私の役割は、方針を決めることと、私にしかできない作業をすることです。

この記事は、2026年8月の社内の記録(日次ログ・TODO・決裁メモ・週次レポート)に残っていることだけを、10月に振り返って書いたものです。数字はすべて記録から数えました。

この記事の要点

  • 8月は、AIの「できました」という報告を、投稿・記事・リンクの実物で確かめ直した月でした
  • つまずきの多くは「動いているように見えて、実物が違う」型でした。予約は正しいのに投稿が出ない、リンクは開くのに別の商品が出る、公開記事に編集メモが残る、などです
  • 直し方はほぼ同じで、人の注意に頼らず、点検を道具にして手順の入口に置きました。8月に新しく作った道具のフォルダは14個です
  • 数え直した結果、9月の最優先は「記事を増やす」から「すでに読まれている記事を、買える場所へつなぐ」へ差し替えました

8月の全体像:AIの部署がそれぞれ何をしたか

2026年8月の主な出来事を日付順に並べたタイムライン
8月のおもな出来事と、動いた部署

8月の仕事は、大きく3つでした。記事と投稿の定期便を止めずに回すこと、すでに公開している記事とリンクを点検し直すこと、そして方針を見直すことです。

部署ごとの動き

AIの部署ごとに、8月にしたことを並べました。

部署8月にしたこと
秘書起動のたびに、前回のログ・TODO・台帳を読み上げる
マーケティング記事と投稿を作って予約。後半は既存記事の手直しが中心
開発自動投稿の見張り役と、記事・リンクの点検ツールを作る
判断役(CEO)方針の見直しと決定を記録(日付は下の表)

マーケティングが作って予約した定期便は、次の4つです。

  • ガジェットとAIのブログ「WorkTypesLab」の新規記事:月・水・金の朝7時
  • noteの無料記事:平日12時
  • XとThreadsの投稿:1日6枠
  • Instagramのリール:月・水・金

既存記事の手直しでは、8月16日〜22日の1週間に公開記事65本を更新しています。

調べ物は、8月28日からClaudeで調べたあとPerplexityでも引き直し、食い違ったら一次情報で決める二段構えをルールにしました。私から頼んだルールです。

点検や調べ物の一部は、サブエージェント(子のAI)に並行して任せました。戻ってきた報告は、親のAIが自分で測り直してから使っています。

方針の動き(日付順)

判断役(CEO)が8月に記録した方針の動きを、日付順に並べました。

日付判断役が記録したこと
8月3日公式LINEの動線の見直し
8月27日外部での営業をやめ、サイトを育てることに集中する決定
8月28日6月からの計画の振り返り
8月31日最優先施策の差し替え

うまくいったこと:人がいない日も回り、私の作業は1枚にまとまった

前日までの予約、1枚の台帳、方針を変える前の実測という3つの仕組みの図
人がいない日も回る、3つの仕組み

うまくいったのは、前日までの予約、私の作業をまとめた1枚の台帳、方針を変える前の実測という3つの仕組みです。

前日までに「予約済み」にしておく

8月1日は、私が日中に動けない日でした。前日までに投稿の本文を確定して予約しておいたので、この日のSNS6本はすべて予定どおりに出ました。Instagramの予約の切り替えも自動で成功し、私の介入はゼロです。

一方で、私の手作業が要るもの(noteへの画像の挿入)は、動けない日をはさむと止まることも、同じ日にわかりました。

私の作業を1枚の台帳にまとめる

8月2日、私からAIに次のように頼みました。

「いろんなファイルに移ると、何が終わっていて何が終わっていないか分からない。私がする作業や入力する数字を1ファイルにまとめてほしい」

秘書役のAIは、「期限切れ」「数字を入れるだけ」「判断するだけ」「手を動かす作業」「待ち」に分けた1枚の台帳を作り、起動のたびに読み上げる手順に組み込みました。8月4日の夜に私がまとめて判断し、台帳は20件から7件に減りました。

台帳を作る途中で、1か月繰り越していた「アクセス解析ツールのある設定作業」が、そもそもそのツールに存在しない設定だったこともわかりました。できない作業を頼み続けていたことになります。台帳では「どの方針を選ぶか」の三択に置き換えました。

方針を変える前に、まず数える

8月27日、私は外部の仕事募集サイトで自分から案件を取りに行く営業をやめ、サイトを育てることに力を寄せると決めました。サービス自体はやめず、記事も変えず、相談が来たら受ける形です。

決める前に、AIは公開記事216本を走査し、「相談を受けます」と約束している記事が7本あること、7本とも公式LINEでの相談で話が完結していることを確かめました。外部での営業をやめても、記事で約束したことは1つも破れません。

私の最初の発言は「〜でもいいかなと思っています」という傾きでした。AIはこれを「決定」とは書かず、私の確定の返事を待ってから決裁の記録にしています。

決定の直後には受け口になるお問い合わせページを見に行き、中身が「準備中」だけだったことを見つけて、8月29日に公開しました。

つまずいたことと、どう直したか

4つのつまずきについて、直す前と直した後を並べた図
つまずきと、直した仕組み

つまずきの多くは「動いているように見えて、実物が違う」型でした。直し方はほぼ同じで、人の注意に頼らず、点検を道具にして手順の入口に置きました。

8月のつまずきを、直す前と直した後で並べました。

つまずき直す前直した後
自動投稿の空振り(8月4日)予約は正しいのに、投稿が3本続けて出ない版を固定し、10分で止める見張り役を置く
実在しない製品(8月6日)存在しない番号58本、実在しない製品3件、別の商品5本商品名の検索リンクへ。点検を道具に
終わった特典やイベント(8月17日・24日)終わったものを「これから」と書き続ける期限切れを探すスキャンを道具に。日付に依存しない書き方へ
公開記事の編集メモ(8月29日)note 42本中9本に、原稿用のメモが残る投稿前と公開後に測る、2つの検査を置く
公式LINEの登録数(8月3日)0件と答えが出ていたのに、毎週聞き続ける聞かない運用に固定し、動線の見直しを起票

自動投稿が3本続けて空振りした(8月4日)

朝にAIツール本体が自動で更新され、新しい版を定時実行から起動すると、応答しないまま固まるようになっていました。予約・登録・時刻の点検はすべて済ませていたのに、投稿の実物が出ていませんでした。

直したこと:定時実行で使う版を、動作を確かめた版に固定しました。新しい版は、定時実行から起動できるのを確かめてから使います。

あわせて、10分たっても終わらない処理を止めて緊急の通知を出す見張り役を入れました。設置した直後に1回、実際に固まった処理を検知しています。出なかった枠を含む4本は、手で投稿し直しました。

8月26日には逆の問題も見つかりました。見張り役が、仕事を終えたあと終了できなかっただけの処理まで「手動対応が必要」と通知し、3夜続けて誤報を出していたのです。本物の失敗と見分けがつかなくなるため、翌日分の予約が実際にできているかを確かめてから、通知の重さを決める仕組みを足しました。

比較表に、実在しない製品が混ざっていた(8月6日)

公開208記事の商品リンク376本を全数確かめたところ、次の3つが見つかりました。

  • Amazonの商品番号を使ったリンク159本のうち、58本が存在しない番号
  • ある比較表では、その番号の行の製品がメーカーの公式サイトに存在しない(この日に見つけたのは計3件)
  • リンクは開くのに、記事と別の商品(車用のフロアマットなど)が出るものが5本

古くなったのではなく、書いた時点で確かめられていなかったものです。

直したこと:番号を推測で埋めず、記事に書いた商品名で検索するリンクに置き換えました(Amazonで62本、楽天側も65か所を修復)。リンクの点検は「生きているか」と「同じ商品か」の2つで見るように変え、製品の実在は、検索のヒット数ではなくメーカー公式か型番の一致で確かめることにしました。8月12日には、この点検を道具にしています。

ただ、検索のリンクは、検索しても目的の商品が出ない行き止まりになることがあります。月の後半には「リンク切れより悪い」ものとして、買える商品へ直接つなぐリンクへ順に置き換える対象になりました。8月31日には、サイト全体の検索リンクを437本から413本に減らしています。

終わった特典やイベントを「これから」と書き続けていた(8月17日・24日)

5月末に終わった期間限定の特典を、記事21本と、全記事の末尾に自動で入る部分で、2か月半案内し続けていました。21本の本文を直しても表示は消えず、原因は全記事への自動挿入の部分でした。

同じ日には、6月の発表イベントの前に書いた予想記事が、8月になっても過去の日付を待たせたり、当日の準備を指示したりしていたため、5本を答え合わせの形に書き直しました。

8月24日には、7月に終わった大型セールを「これから来る」と書いた記事が2本見つかりました。

直したこと:期限の切れた前提を探すスキャンを道具にしました(公開216本を機械で判定し、同じ型はこの2本だけでした)。また、次のセールの名前に載せ替えると、そのセールが終わった日に同じ壊れ方をするため、日付に依存しない書き方に変えました。

公開記事に、原稿の編集メモが載っていた(8月29日)

noteの記事42本のうち9本で、「(関連・本文末のCTAとして自然に)」という原稿用のメモと区切り線が、本文の段落として公開されていました。17日間、誰も気づいていませんでした。

直したこと:9本を直したあと、編集画面ではなく読者に見えるページで測り直し、公開済みの66本を走査して混入0を確かめました。投稿の前に形式の違反を止める検査と、公開後に読者に見えるページを測る検査を、2つの道具として置いています。

気づけなかった理由は注意不足ではなく、測る手順が無かったことでした。注意では直らないので、手順にしました。

同じ日、AIが作った記事用の画像26枚のうち5枚に、実在の商品名や事実と違う説明が描かれていて、作り直しました。画像の中の文字は、文章だけのレビューでは見つかりません。画像は1枚ずつ目で見て検品しています。

答えが出ていた数字を、毎週聞き続けていた(8月3日)

公式LINEの外部からの登録は、5月の開設から3か月間、0件でした。私は何度かそう伝えていたのに、AIは台帳へ反映せず、週次レポートで「最重要の未記入項目」として毎週聞き続けていました。

「未記入なので判定できない」ではなく、「成果ゼロ=施策が働いていない」が正しい読み方です。以後は聞かない運用に固定し、動線そのものの見直しを起票しました。

数えられたことと、9月に持ち越したこと

8月に数えた件数と、9月に持ち越した宿題をまとめた図
8月に数えたことと、9月への持ち越し

数えたことで方針も変わりました。判断役のAIは、9月の最優先を「記事の本数を足す」から「すでに読まれている記事を、買える場所へつなぐ」へ組み替えています。

数えられたこと

8月の件数を、社内の記録から数えて並べました。

項目数期間・補足
WorkTypesLabの新規記事13本8月3日〜31日の月・水・金
noteの記事無料21本・会員向け2本—
XとThreadsの投稿の記録202件X 107件・Threads 95件(返信を含む)
Instagramのリール13本—
8月に新しく作った道具のフォルダ14個—
商品リンクの全数点検376本8月6日。Amazonで62本を修復
私の作業台帳20件 → 7件8月4日

数えて変わった方針

方針が変わるもとになった数字は、次の2つです。

  • 単価の高い分野(経理・サーバーなど)へ寄せて書いた記事は、7〜9本あっても直近28日の検索の表示が合計79回、クリックは0でした(8月28日の振り返り)
  • 検索の表示が200回以上あるページ56本のうち36本(64%)に、買える場所へのリンクが1本もありませんでした(8月31日)

9月に持ち越したこと

9月に持ち越したことと、その期限・状態を並べました。

持ち越したこと状態・期限
買える場所へのリンクが無かった記事のうち、最初の3本に導線をつくる9月1日。タイトルは触らない
「別の商品を指している枠」25個の手当て9月7日まで
価格の自動更新が止まっていた枠84個の手当て9月7日まで
価格の再点検セールが終わってから(9月4日)。セール中に直すと終了日に全部戻るため
月次レポートの作成検索データが月末まで確定したのを確かめてから(8月31日に手順書へ追加)
効果を測っている途中の記事評価の日まで手を入れない

次の一歩

自分の仕事で同じような仕組みをつくりたい方へ。手順や考え方をnoteに書いています。

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